黄泉がえり『黄泉がえり』 公式サイトはこちら“黄泉(よみ)がえり”とは、黄泉(死者)の世界から現世に戻ってきた人達のこと。 生きていると必ず遭遇する大切な人との「死」という別れ。 ★あらすじ★ 九州の阿蘇地方のとある地域で、死者が蘇る(黄泉がえる)という現象が多発します。 彼らは、ゾンビや幽霊ではなく、死んだ当時の姿のまま、自分の事を思い続けてくれた人の前に、ある日突然現れます。 一体どうやって戻ってきたのか!? 厚生労働省に勤務する、川田平太は自分の故郷で起こったこの不思議な現象の調査に乗り出します。 そこで平太は、死んだ親友・俊介の婚約者だった、橘葵(たちばな あおい)と再会します。 葵もまた、死んだ俊介の黄泉がえりを願い続けているのでした。 そんなある日平太は、人を黄泉がえらせる為のある法則を見つけます。 昔から葵に密かに想いを寄せる平太は、自分の気持ちと葛藤しつつも、彼女のために、死んだ恋人の俊介を蘇らせようと決心します。 しかしそんな矢先、黄泉がえりの人たちは3週間しかこの世にいられない事を知ります。 大切な人を想って生きることの素晴しさを描いたこの作品。 主題歌:RUI(柴咲コウ)『月のしずく』 ★感想★ もし、死んだ人間がよみがえったら、みんな幸せなんだろか。 僕も、少なからず、この世にいない人に会いたくなることがある。 どうしても会いたくなることがある。 死んでしまったことは、死ぬほど悲しい。 そういう時は、おのずと、時間が解決してくれるように思う。いろいろ考える。 そして、 時間が経つにつれ、1時間でも一緒にいられたことを、幸せに思うようになるのだ。 映画では、最後に、こんなセリフがある。 『たとえ1時間でも1分でも1秒でも自分が本当に愛した人と心が通じえたなら私は自分の人生を幸せだと思う。その思いが私にある限り私はこれからも前を向いて生きていくことができる。』 人が亡くなれば、落ち込むでしょう。 でも、そういう思いばかりではないはずです。 あとで、「あの人と過ごして、幸せだった、よかった」と思えて、またがんばれるのだ。 |